管理人の独り言
le monologue
「ダイナソー」じゃなくて「ガラパゴス」?
本日より、三人展「ガラパゴス」が開催されています。
三人の作品は、文字で説明するのは難しいのですが、その緻密さと繊細さは、展示説明にもある「進化系アート」と呼ぶのにふさわしいといえましょう。
新聞紙で恐竜を作っている杉崎良子さんは、「尊敬する金沢さんとタカハシさんに恐竜の作品ををつくってほしくて、この展示を計画した」と言っていました。そこでちょっとした疑問が頭に浮かびました。何故展示タイトルが「ダイナソー」ではなく「ガラパゴス」なのだろうか?と。
作品に関してはこんな感じです。

杉崎良子さんの作品

金沢和寛さんの作品

タカハシカオリさんの作品
あらためて考えてみました。「ガラパゴス」って何だろう?すぐ頭に浮かんだのがガラパゴス諸島、ダーウィンの進化論を発展させた島で、固有の生物が生息しているところ、ゾウガメやイグアナが有名ではありますが、爬虫類ぽいけど恐竜というわけではありません。 ふーむ?
そういえば、もうひとつ意味があります。独自に進化したものの意、ガラパゴス携帯、通称ガラケーがそのよい例ですね。このあたりに答えがありそうです。3人の作品の独創性は、みていただければ、うなずけるところです。独創的に進化したアート=ガラパゴス、なるほど納得です。
もちろん、作家さんに聞けばすぐ答えがでると思いますが、そういうことにも思いをめぐらせたくなるような素敵展示です。
三人展「ガラパゴス」には、写真だけでは絶対に伝わらない立体の素晴らしさがあります。是非是非、実際に見ていただきたい展示です。11月4日(火)まで。